書くこと

情報を上手に伝えるコツ マジカルナンバー7±2を意識しよう

職場でSNSで、またはメールで日々、私たちはたくさんのコミュニケーションをとっています。

そういった中で、相手に情報をわかりやすく使えることば必須のスキルです。

相手になかなか言いたいことが伝わらず、「なんであいつにはオレの言っていることが伝わらないんだ!!」と相手を責めたくなることも多々あると思いますが、
自分の伝え方をちょっと振り返ってみることも有効です。

今回は、「人が短期的に覚えられる数字が7±2」であるというポイントから、情報を上手に伝えるコツを考えてみましょう。

目次

情報を上手に伝えるコツ

  • 人に情報を伝えたりするときには、できるだけ短い文で
  • 文章では、主語と述語が近づける
  • プレゼンのポイントは7つ前後に絞るべき

上記のようなアドバイスを一度は聞いたことがあると思います。
また、経験からもそう感じることが多いでしょう。

なぜこういったことがいえるのでしょうか??

認知心理学の知見からその理由を考えてみたいと思います。

認知心理学での記憶のモデル

認知心理学では記憶を、短期メモリ長期メモリの2つにモデル化しています。

  • 短期メモリ
    情報を一時的に保管
  • 長期メモリ
    情報を長期的に保管

短期メモリは情報を一時的に保管します。
短期メモリは、ワーキングメモリとも呼ばれ、はじめて情報を処理するのが短期メモリです。

しかし、短期メモリはすぐに消えていきます。

短期メモリを長期メモリにするためには、短期メモリに反復的な刺激を加える必要があります。

人が短期的に覚えられる数字が7±2

短期メモリは 7±2個の情報を約20秒、保持できるといわれています。

マジカルナンバー7±2といわれています。
これがとても大切なポイントです。

つまり、 人が短期的に覚えられる数字が7±2であるということです。

7±2は言語上の情報の塊(チャンク)の数を表し、意味を持った単語であれば、7±2単語になります。

人はこの短期メモリを超えた情報を受け取ると、その一部は抜け落ちていくことになります。

例えば、文章を読んでいて、主語と述語の間に7個以上の情報が入っている文では、述語にたどり着くまでに主語の情報の一部が抜け落ちていることになります。

つまり、その文章は受け手にとってわかりにくい文章という印象になります。

正確に情報を受け取ることができなく、誤って情報を受け取ることにもつながります。

資料を読んだり、プレゼンを聞く場合でもポイントを7つ以上あっても、そのすべてを覚えることは難しくなります。
短期的に人は7つ以上の情報を覚えていられないからです。

このような背景を考えてみると、

  • 人に情報を伝えたりするときには、できるだけ短い文で
  • 文章では、主語と述語が近づける
  • プレゼンのポイントは7つ前後に絞るべき

といった、アドバイスをより深く理解できるようになります。

情報が多い場合

では、情報が多い文章を書かなければならない場合はどうすればよういのでしょう?
一つの解決策として、 箇条書きを使ってみることが有効です。

例えば、以下のような文章を考えてみましょう。

認知心理学における記憶のモデルである短期メモリは、ワーキングメモリとも呼ばれ、マジカルナンバー7±2個の情報を約20秒、保持できるといわれています。

上の文章では、何を言いたいのかわかりにくいと思いますが、 箇条書きにすることで情報が理解しやすくなります。

短期メモリとは、

  • 認知心理学における記憶のモデル
  • ワーキングメモリとも呼ばれる
  • 7±2個の情報を約20秒、保持できる
  • 7±2はマジカルナンバーと呼ばれる

また、話し言葉でもこういった単位で話したほうが、受け手の情報の欠落は起こりにくくなります。

さいごに

日々、私たちは、コミュニケーションをとって生活しています。
誤解のないコミュニケーションをとるためには、自分の話していること、書いていることを振り返ってみることが有効です。

今回紹介した、短期メモリのマジカルナンバー7±2を踏まえて、自分の話していること、書いていることは十分に伝わりやすいかを考えてみましょう。

わかりやすさは相手への思いやりです。

きっと良い人間関係につながります。